アウトプット思考の大切さ
自分はここ1~2年の業務としてはフロントエンド開発の先頭を突っ走ることが多かった。
もともと1つのことに集中しがちな性格であり、しばらくは業務と育児に集中していて、アウトプットの時間が作れていなかった。
ただしアウトプットはしてなくともインプット + 日記を残す習慣は残っていた。
そのような時につい先日、社内の輪読会でアウトプットする重要さについて話しあう機会があった。
その中で会社としても技術力を高めるためなら業務時間を使ってもいいからアウトプットしてほしいという意向が強いことがわかった。
これまで業務時間は業務のアウトプットに費やすタイプだったが、公私ともに少しずつ落ち着いてきており、とりあえず何かアウトプットしてみたら得るものはあるだろうなと思い3年ぶりぐらいに技術記事を投稿した。
記事を書く過程で2つ気付きを得られた。
- 外部に発信する情報と内部の情報とでは情報の質が異なる
- アウトプットにより脳内リソースが開放され、頭が軽くなる
外部に発信する情報は客観的にも分かるように論理立てて書かねばならない。
それによって自身の主観的な知識が論理的な根拠を持った客観的なものへ変貌する。
上記の記事ではデータ(Data)、情報(Information)、知識(Knowledge)、知恵(Wisdom)といったDIKWの文脈で設計論を語ったが、アウトプットする前までは自身の知識は情報レベルでしかなかったのだ。
そこには暗黙的な文脈があり、他者に共有するレベルにまでは達していない。
それが執筆によって整理されて他者にも共有できる知恵へと変わっていく感覚はなんともいえない気持ちよさがある。
インプット3:アウトプット7が黄金比率といわれるように、やはりアウトプットの比率を高めていくことが重要なのだと再確認した。